商社マンの煩悩

総合商社マンが日々の業務・日常・就職活動について書き綴るブログ

【最近の流行り】総合商社からの転職


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明けましておめでとうございます。

 

 

最近タイムラインで

 

「総合商社の若手の離職率が高い」

 

と騒がれており、実際にあずかずの周囲を見回してみても、

確かに辞めてる奴多いな・・・という感じだったので、実際に総合商社から某メガベンチャーに転職した同期に話を聞いてみました。

 

簡単に彼を紹介します。

 

名前:Kさん

年齢:20代後半

前職:総合商社 営業部門 トレーディング部隊

現職:某メガベンチャー

 

ちなみに、あずかずとの関係性は悪友です。

彼との連携でゴールした合コン、ナンパ等数え切れません笑

 

 

Kさんは総合商社の中でも昔ながらの商慣習が蔓延っている業界でトレーディング業務を数年間行っていました。

 

彼は辞めていっている若手社員のテンプレとも言えるような悩みを抱えておりましたので、総合商社の泥臭さを感じることができると思います。

 

 

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志望動機

①自分がルールを作る、②新しい仕組みを生み出す仕事がしたい、といういうのがばっくりとした志望動機です。

 

将来的に起業を漠然と視野にいれていたものの、まずはサラリーマンとして仕事の基本を学んび、 世の中の様々なビジネスに触れて勉強してみたいという気持ちがあったので就職を選択肢として 選びました。

 

新卒で就職活動をしていた時は、「自らの考えや行動によって新しい事業を生み出す事ができる」 事を軸に会社選びをしておりました。

 

総合商社以外にも新規ビジネスに挑戦している企業が多かったですが、最終的に総合商社に入社 を決めた理由は「規模の大きさ」、「影響力の大きさ」の観点で総合商社を選びました。

 

商社はトレード以外にもM&Aや経営参画などによって様々な事業を展開しており、仕組み作りを主体的に行う機会が多いです。

 

経営のノウハウも得られると考え、将来的に経営者を視野に入れい ている自分にとって良い経験が詰めるのではないかと考えました。

 

商社での業務内容

 

ファッションブランドの輸出入の貿易実務に携わっておりました。

 

主にインポート業務をメインとして担当しており、商材の出荷指示、船舶・ 船積みの指定、輸入通関業務、お客様への配送手配、代金の送金・回収、商品の在庫管理、クレー ム対応等を行っておりました。

 

アメリカ、ヨーロッパ、アジア地域の国々の工場から、製品を輸 入し、国内の売り先へスケジュール通りに納品することがメインの業務でした。

 

営業がとってきた契約の納期通りに製品が現地から出荷され、国内の倉庫へ到着し検品、店頭での販売までがスムーズにいくように調整を行い調整を行っておりました。

 

その他展示会への出席したり、日本での製品の売れ行きをレポートとして作成し、海外メーカー への提出を行っておりました。

 

同僚はどんな人が多いか


様々なバックグランドの人が在籍しており、実に面白い環境でした。

 

共通点としては学生時代に体育会で経験を積んできた人か、海外での経験がある人が多いイメージ です。

 

入社するまで海外に住んでいた人や海外でボランティアをしていた人、学生時代に海外でビ ジネスを行っていた人等がいました。 自分の働いていた部門では業界特性上、体育会系気質な習慣が根付いておりましたので、体育会系出身の方も多く在籍しておりました。

商社で働いてみて感じた商社の良いところ


「やりがいがある」

 

ビジネスのスケールが大きく、自分が行っている仕事が世界規模で影響を与えることができます。

 

大きな金額を取り扱うため、一つの一つの仕事の達成感が大きいです。また、私が担当していた商 材はアパレル製品なので、自分が輸入した製品を国内の百貨店やアパレルショップ等で日々目にす る事ができます。

 

休日に町中へ繰り出した時に目に、商品が売れている現場を目にすることがで きるのは嬉しく、やりがいに感じておりました。


「人脈が広がる」

 

商社の仕事の特性上多くの人と接する機会が多い環境です。社内外ともに非常に多くの人と関わ り合いながら仕事を勧めて行きます。そのため、仕事を進める中で、人間関係作りが上手くなって いきます。


「社内に優秀な人材と出会える」

 

自頭がよく優秀で、様々なバックグランドを持った人間が多く、日々刺激を受けながら仕事をす ることができます。知識経験が豊富で業務以外のことについても色々勉強になる事が多い環境でした。

 

商社で働いてみて感じた商社の悪いところ

 

「人脈を大切にする風潮」

 

商社の良い点の裏返しでもあるのですが、人脈を大切にする傾向が会社全体としてあるため、業 務外でも交際が多いです。 飲み会、接待などが多く、プライベートな時間を確保することが難しい時期も多いです。 月の出費の大部分が交際費にあたる月があることも珍しくありませんでした。


「意思決定の遅さ」

 

大企業であるが故に基本的にはトップダウンの社風です。そのため、簡単な書類一つをとっても承 認に時間がかかったりする事が多く、社内での業務滞留が意外と多いです。

 


「年功序列な社風」

 

基本的に任されるミッション、役割も年次と共にあがっていくためにモチベーションを保つ事が難しいと感じている人が多い印象でした。

 

実力が正当に評価される環境はあまりなく、どちらか というと上司に気に入られる社内政治力等が昇進のキーとなっておりました。 頑張れば頑張るほど、業務の量は増えていくため、平均給与が高くても不満を持っている人も多 かった印象です。

 

商社に勤めて得たもの

 

利害関係者の間で挟まれながらビジネスを行う機会が多いため、調整力、交渉力が鍛えられまし た。

 

取引先の顧客、メーカー、販売店、工場などの様々な関係者と関わり合いながらビジネスを 行っていくため、相手の立場に合わせたコミュニケーションや説明の仕方が求めらます。

 

また相手に気に入られるために相手の懐に飛び込んでいく方法なども学ぶ事ができました。

 

転職を決意した理由

 

転職を決断した最大の理由は、自分の働いていた部門は短期的にみると経験の幅が限定的になっ てしまうからです 商社はある一つの分野で一流の人間を育てるために社員一人ひとりに対する教育は手厚く、長期 間に渡って育ててくれます。

 

しかし、社風として年功序列が基本となっており、自ら主導権を持っ て業務を推進するようになるためには、年を重ねないと難しい体勢にあります。

 

若手のうちは基本的に上から依頼された業務をこなしていく事が基本となり、自らルール作り、 仕組み作りに携われる立場になるためには15年~20年程度かかるという実態がありました。(もちろん商社には様々な部署、ビジネスモデルがあるのであくまで私がいた部署での話です。)

 

私が当時行っていた業務も通常3~4年程度行い、その後営業の主担当になってから10年程度で役 職があがり、そのタイミングでようやく仕組み作りの部分に携われるという形でした。

 

入社から約一年間が経とうとしたタイミングで、自分の将来について考えた時に、もともと一生 サラリーマンでいるつもりのない自分にとっては、そのスピード感で業務を行って行くことは時間 がかかり過ぎであり、また短期的にみると経験が限定的になってしまうと感じました。

 

若手のうちから自ら決定権をある程度持ち業務を推進できる環境、また若手に業務を任せること を良しとする会社で働きたいと考えて転職を行いました。

 

転職先で活きている商社での経験

 
「調整力・交渉力」

 

前の項目でも書きましたが、ビジネスを行っていく上での調整力、交渉力は非常に生きております。

 

現職では法人営業を担当しており、各企業の状況に合わせた提案をすることが求められます。企業毎に意見・要望は様々であり、また担当している社数も多い中短い時間でより多 くの企業に対して、交渉・提案をしていく能力は商社で得られた経験だと感じております。


「相手に気に入られる愛嬌」

 

相手に気に入られるための愛嬌の振る舞い方は商社で学ばせてもらいました。 営業として取引先に気に入られる事はとても重要であり、現在でも役にたっております。

 

また余談ですが、合コンのセッティングや飲み家の会場のセッティングなども鍛えられており、 業務意外でも役に立っております。

 

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