商社マンの煩悩

総合商社マンが日々の業務・日常・就職活動について書き綴るブログ

商社マンにつきまとうトラブル対応


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仕事で盛大にやらかした。

商社で仕事をしていると不意なトラブルに多々見舞われ、その時少しでも確認不足や言葉のあやがあると大惨事に発展する危険がある。

 

今日はよくあるトラブルを紹介する。

 

平穏な昼下がり。突然の嵐。

一般職美女とランチを済ませ、眠い目を擦りながらパソコンと向き合い、見積を作成している総合商社営業マン。今日は平和だなぁ・・・と思っていた矢先、順調に取引が進んでいた客先から突然電話が入った。

「トラブルに違いない。」大抵の商社マンは、トラブル時はなんとなく分かる。

冷や汗をかきながら、恐る恐る電話に出る。

 

顧客「オーダーした製品とスペックが微妙に違うんだけど、どうなってる?

これだと計画通り製品を使うことができなくて、工事が進まなくなり、お客さんの納期に間に合わなくなる。

なんとかしろ。

最悪のケースだと、全部取り替えまたは損害賠償を支払ってもらうぞ。」

 

商社マン「申し訳ございません。至急メーカーに確認し、折り返させて頂きます。」

 

さっきまで一般職美女とのランチに余韻に浸っていた商社マンの顔は真っ青。案件ファイルを確認したが、特に製品に間違いはない。

 

商社マン「メーカー、、、勝手にスペック変えたな。。。」

 

日系メーカーでは考えられないことかもしれないが、海外の非優良企業レベルであると、微小なスペック変更など客(商社)に通達せずに行ってしまうケースが稀にある。

本件はまさにこれである。

 

完璧にメーカーが悪い。

とはいえ、客からしたら製品の買い先は商社。

メーカーが悪いので、最終的にはメーカーに損害賠償等の責任を負わせることはできるかもしれないが、客からしたら商社への信頼はなくなるに等しい。

商社マンからしてみれば、大事な商権を1つ失うことになる。焦った商社マンはすぐにメーカーに電話する。

 

商社マン「製品のスペックが変わっているのだが、どうすれば良いんだ。

このままだと客に大損失をもたらしてしまう。なんとか打開策を教えてくれ。」

 

メーカー「・・・?確認してみる。」

 

メーカーのせいで大きなトラブルに発展した場合、大抵の場合商社マンは無力だ。

メーカーしか対応策を持っていない。

 

商社マンはメーカーをプッシュしながらメーカーからの応答を待つ。その間、担当商社マンは商権を失い、社内で責任を問われることを想像する。

しかも、いくらメーカーの責任だとはいえ、

「あの時最後にもう1度確認しおけば、、、」等、真面目な商社マンは自分を責める。

 

突然の予定キャンセル、客先へ直行

メーカーから取り急ぎの応急処置を聞いた商社マンはその日の予定を全てキャンセルし、客先へ直行する。

取り急ぎの応急処置を客先へ説明するが、客先もサラリーマンである。

客先の担当者もかなり焦って苛々しており、そのストレスが商社マンにぶつかりこっぴどく怒られる。

結局、解決には至らず後日メーカーのエンジニアと一緒にもう一度現場へ訪問することになる。

 

土日のディズニーランドをキャンセルし、客先の工場訪問

週末の土日は気になっている女性とディズニーランドデートの予定であったが、

急遽メーカーのエンジニアと共に田舎の工場を訪問することに。

98%メーカーが悪いのになぜこんなことに、、、と想いながら、土下座する想いで頭を下げる商社マン。メーカーのエンジニアの処置と商社マンの誠意のおかげでなんとか多額の損害賠償は避け穏便に事を済ませる事ができた。

 

 

とまぁ、このようなことが日常茶飯事にある。

 

これはメーカーに責任があるので、軽いケースだが、商社が悪い場合は上記の限りではない。トラブルが発覚した時点で青ざめるどころの騒ぎではない。

自社で何もできない商社は客にもメーカーにも頭を下げるしかないのである。

 

このような突飛なトラブルを経験していると、大分図太くなる。

私も入社前はノミの心臓であったが、今ではネズミの心臓くらいまでには成長したと思っている。

 

度胸がつくのは良いことだけど、突飛なトラブルだけは本当にごめんだな。

「私の夫は仕事ができない」という土曜のドラマの主人公(錦戸君)くらい強いメンタルが欲しいものだ。